しまじろうアプリ(スマホ版)
Android向け子ども向けの教育アプリを探していると、教材らしさが強すぎて子どもが開きたがらなかったり、反対に動画を見るだけで終わってしまったりします。私が試したしまじろうアプリ(スマホ版)は、その間を狙った印象のアプリです。しまじろうを入口にして、短い時間でも子どもが自分で触りやすいようにまとめられています。
このアプリは教育カテゴリに入り、Benesse Corporationが開発しています。料金は無料で、対象年齢は3歳以上。幼児が保護者のスマートフォンを借りて使う場面を考えた設計なので、最初から複雑な設定を覚えさせるタイプではありません。実際に触ってみると、保護者が横で操作を教え続けなくても、画面の流れを見ながら次のコンテンツへ移りやすい作りでした。
しまじろうアプリを実際に使って感じたこと
最初に迷いにくいことが、幼児向けでは大きな強み
幼児向けアプリで意外と困るのが、子どもが目的のものへたどり着けないことです。アイコンが多すぎたり、戻る場所が分かりにくかったりすると、子どもはすぐに保護者へスマートフォンを渡します。このアプリは画面の見た目が比較的シンプルで、見たい内容を探すための負担が少ないと感じました。
もちろん、子どもが初めて触るときは大人が一度流れを見せたほうが安心です。ただ、毎回細かく説明しなければならないタイプではありません。しまじろうの存在が画面の案内役として機能するため、文字を読めない年齢でも、絵や音の反応を手がかりに操作できます。
ここで大切なのは、学習内容を長時間続けさせるアプリではなく、日常のすき間に取り入れやすい教育アプリとして見ることです。朝の支度前に少し触る、外出先で待ち時間を過ごす、夕食後に親子で一つ見る、といった使い方に向いています。机に向かう教材の代わりというより、学びへの入口を増やす道具です。
通信が必要になりやすい場面では、先に準備しておきたい
スマートフォンで使う以上、コンテンツを表示したり切り替えたりする場面では通信環境が体験を左右します。自宅の安定したネットワークで使っているときは、子どもが次に見たいものへ進む流れを止めにくい一方、移動中や人の多い場所では読み込みの待ち時間が気になることがあります。
子どもは大人ほど「少し待てば表示される」と考えてくれません。画面が止まると、アプリが壊れたと思ったり、別の場所を何度も押したりします。外出前に自宅で一度起動し、必要な画面まで進めておくと、現地での説明が少なく済みます。私はこの一手間を、幼児向けアプリではかなり実用的だと思いました。
ただし、通信がない環境でどのように使えるかを前提に予定を立てるのは避けたほうがよいでしょう。地下や電波の弱い場所、移動中の車内などで必ず使えると期待すると、子どもを待たせることになります。確実に時間をつぶしたいなら、通信に左右されない別の遊びも一緒に用意しておくのが安全です。
外出先では便利だが、スマートフォンの小ささは気になる
スマートフォン向けの良さは、専用端末を持ち歩かなくてもよいことです。病院の待合室、飲食店で料理を待つ時間、兄弟の用事が終わるまでの短い時間など、保護者の端末からすぐに使えるのは助かります。子どもが自分で持つ場合も、重い教材を広げる必要がありません。
一方で、画面が小さいため、複数人で一緒に見るには向きません。兄弟が横から覗き込むと、操作する子どもが落ち着かなくなりやすく、保護者が順番を決める必要が出てきます。親子で楽しむなら一人ずつ短く使うか、保護者が端末を持って見せるほうがスムーズです。
また、外出先で使うときは、子どもに端末を完全に任せるより、最初に「この画面だけ見よう」と範囲を決めておくと扱いやすくなります。教育アプリだからといって、放置すれば自然に学習習慣ができるわけではありません。短時間の区切りを作ることが、実際の満足度を上げるポイントです。
読み込みが止まったときは、子どもに操作を任せすぎない
通信が不安定なときに画面を連続して押すと、何が起きているのか分かりにくくなります。私なら、まず子どもの操作を止め、画面が変わるか少し待ちます。それでも進まなければ、アプリをいったん閉じて通信状態を確認し、落ち着いて再起動します。
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このとき、子どもの前で「使えない」と決めつけるより、「今準備しているから、別のしまじろうの画面を見よう」と声をかけるほうが切り替えやすいです。アプリそのものの問題に見えても、実際には場所の電波や端末側の一時的な状態が原因かもしれません。保護者が復旧手順を把握しておくと、子どもの期待が大きく膨らむ前に対応できます。
特に注意したいのは、外出先で初めて使うことです。自宅で操作を確認していないと、読み込みの問題なのか、子どもが別の画面へ移動しただけなのか判断しにくくなります。初回は保護者が横で触り、通信が安定している場所で画面の構成を覚えておくと、その後のトラブル対応が楽になります。
通信量を気にする家庭では、使う時間と場所を決める
動画や音声を含むコンテンツをモバイル通信で使う場合、長時間の利用はデータ通信量を意識したいところです。私は、普段は自宅のネットワークで使い、外出時は短い利用に絞る方法をおすすめします。子どもが夢中になっていると、保護者が思った以上に連続して再生することがあるためです。
通信量を節約したい家庭では、出発前に使う内容を親子で決めておくとよいでしょう。「一つ見たら終わり」「待ち時間だけ使う」といった簡単なルールでも、無制限に画面を渡すより管理しやすくなります。端末の通信量を確認できる家庭なら、数日使ったあとに利用状況を見て、外出時の使い方を調整するのも現実的です。
ただ、節約を意識しすぎて通信を完全に避けると、このアプリの手軽さを活かしにくくなります。自宅で親子の時間に使うのか、外出先の緊急用に使うのかを分けて考えると、無理のない運用になります。通信環境を整えられる家庭ほど、画面の切り替えやコンテンツ選びを落ち着いて楽しめます。
毎日の学習アプリと比べたときの立ち位置
一般的な学習アプリには、問題を解く順番が決まっていたり、正解数を記録したり、反復練習を中心にしたりするものがあります。それらは「今日は何をどれだけ進めたか」を管理したい家庭に向いています。しまじろうアプリは、そうした進捗管理を主役にするより、子どもが自然に開いてコンテンツへ入るまでの軽さが魅力です。
紙の絵本や知育玩具と比べると、スマートフォン一台で済む点は便利です。音や動きがあるため、まだ文字を十分に読めない子どもでも参加しやすいでしょう。一方、手を動かして遊ぶ経験や、親子で会話しながらページをめくる時間は、紙の教材のほうが作りやすい場合があります。
私はこのアプリを、他の教材を置き換えるものではなく、使い分けるものだと考えています。短い待ち時間や、子どもが学習に入りたがらない日のきっかけには合います。しかし、ひらがなの書き取りや計算の反復など、明確な練習成果を積み上げたいなら、専用の教材や保護者との練習を組み合わせたほうがよいです。
家庭での使い方を少し工夫すると、受け身で終わりにくい
このアプリをただ見せるだけにすると、子どもは楽しい時間として受け取っても、内容を日常の学びへつなげにくいことがあります。私が試すなら、見終わったあとに一つだけ質問します。「しまじろうは何をしていた?」のような簡単な問いで十分です。正解を求めるより、子どもが覚えている場面を話してもらうほうが自然です。
もう一つのコツは、子どもが疲れている時間に新しい操作を覚えさせないことです。寝る直前や機嫌が悪いときは、コンテンツ選びだけでも負担になります。保護者が先に画面を開き、子どもには見ることだけ任せる日があっても構いません。自分で操作する日と親子で見る日を分けると、端末の取り合いも起こりにくくなります。
兄弟で使う場合は、年齢が近くても興味のある内容が違うことがあります。一人の子が選んだものを全員に見せようとすると、待つ時間が長くなります。順番を決める、短い時間で交代する、保護者が選択を手伝うなど、家庭の人数に合わせてルールを変えたほうが快適です。
動作環境と、導入前に確認しておきたいこと
対応する最低OSはAndroid 8.0です。古い端末を子ども用に使う場合は、インストール前にOSの条件を確認しておくと安心です。端末が対応していても、空き容量や通信状態によって使い心地が変わるため、保護者の端末で一度起動してから子どもへ渡す流れが向いています。
現在のバージョンは6.0.5です。アプリは更新によって画面や動作が変わることがあるので、子どもが使う前に保護者が新しい画面を確認しておくと、突然の戸惑いを減らせます。とくに自分のスマートフォンを貸す家庭では、通話や他のアプリへ移らないよう、端末側の子ども向け設定も合わせて考えたいところです。
無料で始められる点は導入のしやすさにつながります。まず家庭の通信環境と子どもの反応を確かめ、短時間の利用で満足できるかを見るのがよいでしょう。無料だからといって、保護者の管理が不要になるわけではありません。端末を共有する家庭ほど、使う場所と時間を先に決めることが重要です。
利用者の多さと評価から見える、向き不向き
このアプリは五十万以上のインストールがあり、評価は平均3.1です。評価だけを見ると、誰にでも不満なく合うアプリとは言いにくい数字です。ただ、幼児向けアプリでは、子どもの年齢、端末の状態、通信環境、保護者が期待する学習の深さによって印象が大きく変わります。
しまじろうに親しみがあり、短いコンテンツを自分で選ばせたい家庭なら、評価の数字だけで候補から外す必要はありません。反対に、体系的なカリキュラム、細かな成績管理、完全なオフライン利用を重視する人には、別の教育サービスのほうが合う可能性があります。ここを理解して選ぶと、期待とのずれが少なくなります。
こんな家庭には合うが、こういう目的なら別の選択肢を
私は、3歳以上の子どもがいて、しまじろうをきっかけにスマートフォンで学びに触れさせたい家庭にすすめやすいと思います。保護者が付きっきりになれない短い時間でも、子どもが画面の中で迷いにくいことは大きな利点です。無料で試しやすいので、まず子どもが自分から触るかを確かめたい人にも向いています。
一方で、毎日の学習量を厳密に管理したい家庭、通信状態が不安定な場所で頻繁に使いたい家庭、スマートフォンを子どもに貸したくない家庭には注意が必要です。画面を見る時間そのものを減らしたい場合は、紙の絵本や音声教材のほうが扱いやすいでしょう。学習成果を数値で追いたいなら、記録機能を中心にした別のアプリを選ぶほうが目的に合います。
最終的に、通信環境を含めて選ぶなら
しまじろうアプリは、幼児が迷いにくい画面から親しみやすい教育コンテンツへ入れる点が魅力です。外出先でも使いやすい反面、通信状況が悪い場所では、読み込みの待ち時間が子どもの集中を切ってしまいます。だからこそ、使う場所を選び、自宅で先に操作を確認し、モバイル通信では時間を区切るという準備が効果的です。
Benesse Corporationの教育アプリとして、難しい学習管理よりも、子どもが自分から触り始めるきっかけを重視したい人に合います。私なら、毎日の主教材として一つに絞るのではなく、親子の会話や紙の教材と組み合わせて使います。通信に左右される場面を理解したうえで、短時間の学びと気分転換に活用するなら、無料で試す価値のある選択肢です。
反対に、どこでも確実に使えることや、学習の進み具合を細かく管理できることを最優先するなら、別のアプリを探したほうが満足しやすいでしょう。私の結論は、しまじろうが好きな幼児の入口としては好印象、ただし通信と端末の管理まで含めて使うことで良さが出るアプリ、というものです。
長所
- しまじろうの声や演出で、子どもが親しみやすく学べる
- 短時間のコンテンツが多く、すき間時間にも使いやすい
- 年齢に合わせた教材で、成長段階に応じて選びやすい
- 親子で一緒に楽しめるクイズや遊びが収録されている
- 外出先でも学習習慣を続けやすい構成になっている
短所
- 利用できる内容は契約プランや会員登録の有無で異なる
- 一部の機能や教材では追加料金が必要になる場合がある
- 対象年齢が限られ、大きな子どもには物足りないことがある
- 動画や音声の再生で通信量やバッテリーを消費しやすい
- 保護者向け設定の確認に時間がかかることがある
よくある質問
しまじろうアプリ(スマホ版)は、どのような子ども向けアプリですか?
しまじろうアプリ(スマホ版)は、しまじろうのキャラクターと一緒に、歌や動画、知育コンテンツなどを楽しめる幼児向けアプリです。年齢や利用している教材・サービスによって表示される内容が異なる場合があります。遊びながら学べる構成ですが、すべての機能が無料で使えるとは限らないため、ダウンロード前に対象年齢や対応サービスを確認しておくと安心です。
しまじろうアプリ(スマホ版)は無料で利用できますか?
アプリのダウンロード自体は無料で提供されている場合がありますが、動画や教材連動コンテンツなど、一部の機能を利用するには会員登録や対象サービスへの契約が必要になることがあります。また、利用するコースやキャンペーンによって提供内容が変わる可能性もあります。課金の有無、月額料金、無料期間、自動更新の条件は、インストール前に公式の案内とアプリストアの説明で確認してください。
しまじろうアプリ(スマホ版)は何歳から使えますか?
主に未就学児を対象とした内容ですが、楽しめる年齢はコンテンツや利用コースによって異なります。文字や操作に慣れていない子どもでも使いやすいように設計された機能がある一方、保護者による初期設定やコンテンツ選択が必要な場面もあります。子どもだけで長時間利用させるのではなく、年齢に合った内容かを保護者が確認し、利用時間を決めて使うことをおすすめします。
スマートフォンやタブレットで利用する際、対応機種や通信環境は必要ですか?
利用には対応するAndroidスマートフォン・タブレット、またはiPhone・iPadと、一定のOSバージョンが必要です。端末の空き容量が少ない場合や、古い機種を使っている場合は、動画の再生や画面表示が不安定になることがあります。初回設定やコンテンツの取得にはインターネット接続が必要になる可能性があるため、公式サイトや各アプリストアで対応OS、推奨環境、通信量について確認してから利用してください。
子どもが勝手に購入したり、外部サイトへ移動したりする心配はありませんか?
子ども向けに作られたアプリでも、会員登録、購入、設定変更、外部ページへの移動などに保護者の操作が必要な場合があります。端末の購入制限やスクリーンタイム、Google Play・App Storeの認証設定を有効にしておくと、意図しない課金を防ぎやすくなります。また、アプリ内で表示される案内や利用規約を保護者が確認し、子どもが一人で操作する範囲を決めておくことが大切です。











